『オリガ・モリソヴナの反語法』 ( No.11 )
日時: 2003/04/22 10:46
名前: ちんじゅう

オリガ・モリソヴナの反語法icon
 小説。1960〜64年、父親の仕事の都合でチェコスロバキアのソ連大使館附属の普通学校に通った主人公(日本人・少女)は、在学中に出会ったダンスの教師オリガ・モリソヴナにひかれて行く。いったんは帰国するものの、ソ連崩壊後におとずれたロシアで老女教師オリガの半生を追ううちに、オリガとロシアの過酷な歴史と直面する。

 あんまり珍獣の館っぽくはない本ですが読み始めたので一応記録。
 しばらく前になんとなく買ったまま放置していたものです。決して嫌いなタイプの本ではなく、かなり面白く読み進められるので不満ありません(まだ途中までしか読んでませんが)。

 でも、なんでこれをわざわざ買ってしまったのか自分でも首をひねってしまう。小説をハードカバーで買うなんてマネはここ数年したことがないのに。魔が差したというのも変な話ですが、そうとしかいいようがない出会いでした。平積みになってるのを見て、ほしいと単純に思い、何も考えずにレジでお金払ってた。冷静に考えるとやばい買い物の仕方だと反省気味。