Re: 山海経にまつわる動物のあれこれ ( No.1 ) | 
- 日時: 2003/03/23 01:11
- 名前: ちんじゅう
  
  -  現在、馬の怪の改訂作業中で、あまりのとんでもぶりに書いてる本人がめまいをおこしそうなのですが、いや、それは今更言わなくてもわかっていることなのでこっちへおいといて…(おい)
   ふと思ったのですが、シマウマというのは、いつごろヨーロッパに知られるようになったのでしょうね。プリニウスの『博物誌』とか、アリストテレスの『動物誌』なんかをめくって見ても、シマウマらしきものは出てこない雰囲気。  そういえばエジプトの壁画にもシマウマはいないっぽいし、シマウマというやつは、数千年前からアフリカの南のほうにしかおらず、エジプト人やヨーロッパ人にその存在を知られていなかったのかなと、思ったのです。
   思ったのはいいとして、じゃあいつごろヨーロッパ人はシマウマの存在を発見したのかが気になって気になって。  想像では、喜望峰経由でインドへ行く航路が発見された後くらいかなぁと思うんですけど、実際のところどうなんでしょうね。  
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  Re: 山海経にまつわる動物のあれこれ ( No.2 ) | 
- 日時: 2003/03/23 11:27
- 名前: ちんじゅう
  
  -  そういえば、こないだ読んだマルコ・ポーロの『東方見聞録』にはキリンは出てきたけどシマウマはいなかった…ような気がする(かなりいい加減な読み方をしたので自信がない)。
   荒俣宏の『世界大博物図鑑5[哺乳類]』によると、1682年に作られたヨブ・ルドルフ『エティオピア新誌』という本にある銅販画が、ヨーロッパにおけるシマウマ図のもっとも初期のものだそうです。
    ここ で ひろこ様が調べてくれた情報によると、『東方見聞録』の成立は 1298年だってことだから、ひょっとするとマルコ・ポーロの時代にはシマウマは知られていなかった、のかな?  
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  Re: 山海経にまつわる動物のあれこれ ( No.3 ) | 
- 日時: 2003/03/23 11:46
- 名前: ちんじゅう
  
  -  『世界大博物誌5[哺乳類]』をさらにつついてみると、サバンナシマウマの亜種であるバーチェルシマウマの種名は、1811年にアフリカ探検を敢行したバーチェルにちなんでつけられた、と書いてあったりしました。
   ああ、そうか、ちゃんとした学名を調べると、いつごろのものかの手がかりにはなるのかも。
     
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  Re: 山海経にまつわる動物のあれこれ ( No.4 ) | 
- 日時: 2003/03/23 19:35
- 名前: ちんじゅう
  
  -  うーん、学名から調べるのはダメっぽい。
  バーチェルシマウマより古い例だと、
  > Equus zebra zebra Linne 1758 ケープヤマシマウマ
  というのがだいぶ古いけれど、ヨブ・ルドルフの銅販画よりずっと新しいし。学名は「そういうものがいるらしい」と言われてからだいぶたって、きちんとつけられる場合も多いから、シマウマの場合、この手はダメか。
   っていうか、学名っていつごろからつけられるようになったんだ?  
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  Re: 山海経にまつわる動物のあれこれ ( No.5 ) | 
- 日時: 2003/03/23 12:35
- 名前: ちんじゅう
  
  -  学名のルーツは解決しました。考案者リンネが 18世紀の人なので、それ以降ってことで納得( 参考スレッド )。
   
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