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| 古典の中のイ
ラガ
 ~日本や中国の古典に出てくる虫の記録 『本草綱目啓蒙』より蛅蟖・雀甕  | 
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和名 アオイラガの繭
 科名 イラガ科 学名 Parasa sp. 中名 雀瓮 天漿子など 撮影日 2003/08/17 撮影地 東京都江戸川区 同定の手がかり ・固くて平べったい ・濃い褐色で模様はない >他の写真と読み物  | 
  写真のものはアオイラガ、またはヒロヘリアオイラガの繭。丸い穴があいているので中の虫は羽化したあとです。『本草綱目啓蒙』に出てくる雀甕は「浅黒くて白いぶちがある」とあるので並イラガの繭のことだと思います。
中の虫が羽化する時に、写真のように丸い穴をあけるため、小さな水瓶のようになります。スズメノタゴ(雀の担桶)など、液体をいれる容器にたとえた名前が多く残っています。中国語の雀甕、雀瓮も同じような意味です。  | 
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