百獣図

 
 

 これはドリル番長さんがみつけてくれた資料なのです。

 『山海経』を題材にした絵はけっこうあるらしいのですが、この『百獣図』は邊景昭が1449年(明の時代)に制作したもの。バケモノたちが自然に暮らしている様子がいきいきと描かれています。

百獣図より百獣図(部分)
 ここで紹介するのはごく一部で、『FantasticDozen第12巻−怪物誌』荒俣宏:編著という本にもっと詳しく出ています。でも残念ながら絶版なので、古本屋さんか図書館で探してください。

 アラマタ図像館1・怪物icon(小学館文庫)にも百獣図収録されてます。怪物誌と内容がかなり重なった本ですが、文庫なので絵は小さくて見にくいです。

水馬
ボツ馬
ボツ馬
 
  ダン魚
  ホウ魚
ホウ魚

 
百獣図より百獣図(部分)
犀渠
犀渠?
孰湖

 孰湖といえば、馬身で鳥の翼、人面で蛇尾のはずだが、ぜんぜんそんなふうに描かれてないのよね。


 
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