Re: 珍獣日記ぼたにかる(画像付、ほんとに重いよ) ( No.52 ) | 
- 日時: 2003/05/14 16:15
- 名前: ちんじゅう
  
  -  蔓バラの葉に黒い粉が?
  よく見ると、粉の上にかかっている葉にチュウレンジバチの幼虫がびっしりつかまってお食事中だった。やはり卵を産み付けられていたか。ほっとくと丸坊主にされるので葉っぱごと切って捨てた。
   ツルニンジンの葉にも黒っぽい小さな芋虫がいた。こちらは蜂ではなく蛾の幼虫だと思う。長さ 1cm くらい、太さは 1mm に満たない。種類はなんだかわからない。どんな蛾になるのか気にはなるけど今年こそ花を見たいので葉っぱごと取って捨てた。  
 | 
  Re: 珍獣日記ぼたにかる(画像付、ほんとに重いよ) ( No.53 ) | 
- 日時: 2003/05/15 19:23
- 名前: ちんじゅう
  
  - 5月15日(木)
  雨。夕べから雨がふりはじめて、今日は一日中雨だった。  お隣は着実にお引っ越し作業を進めていて、ヒメツルソバがはびこっていた鉢はいつのまにかなくなっていた。どうせならひんまがったゼラニウムも持って行ってほしい…ぐすん。
   ゼラニウムって一種類なのかな。それとも何種類かの総称かしら。ちょっと調べてみよう。
   ええと、園芸の世界でゼラニウムと読んでいるやつは和名をテンジクアオイ(天竺葵)といって、フウロソウ科の植物である。ふむふむ。
   昔はフウロソウ科ゼラニウム属だったけれど、今はフウロソウ科ペラルゴニウム属に分類されている。そんでもって、ゼラニウム属にはフウロソウの仲間が属している。あらやだ、ややこしいわね。
   それでその、フウロソウ科ペラルゴニウム属テンジクアオイってやつは、南アフリカ原産の数種のペラルゴニウムを交配させて作ったもので、学名は Pelargonium ssp. (ペラルゴニウム属の一種)と、ハッキリ特定してない資料が多いみたい。
   でも、独立した種として扱われていないかっていうとそうでもなくて、たとえば Pelargonium inquinans という学名があてられているものもあるんだけど、これはたぶん、葉に黒い斑のあるやつかしら。inquinans は汚れたとか、変色したとかいう意味だから。  Pelargonium zonale というのもある。zonale は環状の紋があるという意味だから、これも斑入りのものかしら。
   ほかに P.graveolens というのもある。これはニオイゼラニウムと呼ばれてるもののこと、なのかな(すべてのニオイゼラニウムがこの種かどうか未確認)。graveolens は強い匂いがあるという意味。ハーブとして知られているのはニオイゼラニウムの仲間。
   ニオイゼラニウムは英名でセンテッドゼラニウム sented geranium とも言われている。ああ、でも、geranium はフウロソウのことだと知ってしまった今、素直にゼラニウムって呼びにくい。でもペラルゴニウムも呼びにくいし。
   ちなみに、綴りは geranium なので、ラテン語として読むならゲラニウムかな。ということは、ペラルゴニウム属も含む場合は英語の発音でゼラニウムと言えば…ああ、余計にややこしい。
   で、お隣さんが置いていったひんまがった子は、まさに P.inquinans か  P.zonale か、それとも別のやつなのか、葉っぱに黒い斑の入ったやつ。そんでもって香らない。単純に観賞用のものはあまり興味がないので持てあまし気味。
   属名の pelargonium はコウノトリに似たものというような意味で、種が嘴に似ているから付いた名前だとか。そういえば葛飾に住んでいたとき、部屋で育てていたゼラニウムには尖った種(というか実)ができていたような気がする。
   あ、もうひとつ資料発見。ペラルゴニウムの仲間は 10種以上の原種と、それらの比較的単純な交雑種が知られている(『花と香りのハーブ図鑑500』より)だって。じゃあきっと、学名があるやつが原種で、ssp. としか言えないようなやつは単純な交雑種とか、そういうかんじ? でも、ssp. って書いてる人は同定できなくて適当に書いてるだけかもしれないしねえ。
   なんにしても一種類じゃないわけね。
 
   それはともかく、千成ヒョウタンとトカドヘチマの芽に本葉が出ている。ヘチマの本葉はツヤがあって無毛。ヒョウタンには毛が生えてる。  双葉のうちは形も大きさも似ていて見分けにくいけど、本葉が出ると一目で違いがわかる。でも、どうして植物って、最初に出る葉と次に出る本葉の形が違うのかしら。最初から本葉が出てもよさそうなのに。
 
   トカドヘチマ
 
   千成ヒョウタン  
  | 
  Re: 珍獣日記ぼたにかる(画像付、ほんとに重いよ) ( No.54 ) | 
- 日時: 2003/05/16 15:51
- 名前: ちんじゅう
  
  -  ゼラニウム豆知識、追加。
  ペラルゴニウムはコウノトリの嘴。では、ゼラニウム(いや geranium だからゲラニウムと言うべきか?)はどういう意味かというと、ギリシア語でツルのことを geranos というので、ツルの嘴という意味らしい。なるほど。エスペラントでもツルのことは gruo っていうわ。英語の crane(クレーン)も同語源?
   ある人が、南アフリカから植物を持ち込んだ。これを見た人がヨーロッパに昔からある植物の名前で呼んでしまった。ゲラニウム、つまり和名でいうとフロウソウのこと。
   やがて、南ア産ゲラニウムもどきが大量に輸入されるようになってくると、欧州産本家ゲラニウムと呼び分ける必要がでてきた。そこで、南ア産のもどきをペラルゴニウムと呼び、欧州産のもので高山に生えるのをエロディウム erodium(erodios はギリシア語で鷺のこと)と呼び、平地に生えるやつ(フウロソウ)をゲラニウムと呼ぶことにした。  ちなみに、エロディウムの和名はヒメフウロ。
   せっかく分類されたけど、ペラルゴニウムはずっとゲラニウムと呼ばれ続け今日に至るということらしい(『花と名物語 100』より)。
   だんだん変な雑学サイトみたいになってきたわね。あまりおよろしくないわ。
    これがお隣さんが放置していったゼラニウム。葉が丸くて環状の黒い斑がはいってる。こういうのが二鉢あって、微妙に花の色がちがう。もうひとつは寝ぼけたピンク色の花が咲く。  写真のものは比較的ひんまがってない方。もうひとつのは茎がひんまがってすごいのよ。花が終わったら派手にきりつめてやらないと…(持てあましてるといいつつ世話をしてしまう)。  
 | 
  Re: 珍獣日記ぼたにかる(画像付、ほんとに重いよ) ( No.55 ) | 
- 日時: 2003/05/16 15:56
- 名前: ちんじゅう
  
  - 5月16日(金)
  曇りときどき雨。
   蔓バラに芋虫がついてる。これはたぶん蛾の幼虫じゃなくてハバチ(葉蜂)のだと思う。でも、チュウレンジバチじゃない。先日見た(>>37)フタオビハバチ(?)の幼虫かもしれないけど見分け方がよくわからない。長さは 1cm くらいで、白い半透明の体。腸の中身が透けて見えるので緑色っぽく見える。写真を取りたいけど、こんな小さなもの、どうやっても写らない。  顕微鏡写真が撮れるデジカメってやつを買っておけばよかったかな。一万円くらいのやつだったので、ホンモノの顕微鏡写真を期待してるとハズレを引きそうな気がするけど接写だけに特化したデジカメだと思えば安かったかも?値崩れして一万円を切ったら買ってみようとか思っていたらいつのまにか見かけなくなってた。ちょっと残念。
 
    オレガノがどんどん成長して写真のような状態(昔の写真>>5、>>26)。  オレガノも虫に食われてる。食われた痕だけで虫のほうはみつからない。蛾の幼虫のような気がする。虫に食われた葉を切って捨てる。葉裏をめくってみると卵がついていた。小さな白い卵。黒い点がひとつずつ。葉裏を埋め尽くすようにビッシリとならんでいる。  それが虫の卵であろうとなかろうと、小さくて形のそろったものがビッシリと並んでいる様子は脳の嫌悪感をつかさどる部分をくすぐるような気がする。じっと見つめていたらゾワゾワしてきた。そしてこれを、人に見せたいと思った。VGA(640*480)くらいの大きな写真を貼って嫌がらせたい。けれども珍獣様のカメラは大迫力虫卵写真が撮れるほど接写がきかないのだ。こうして世界の平和は守られる。ああ、つまらない。  卵は孵化するとやっかいなので葉っぱごと捨てた。
   虫に食われるまえに食べてしまうべきだ。オレガノはすでに何度か摘み取って使ってみた。ドレッシングに入れるのもいいけれど、ラタトゥイユのようなトマト料理に入れると美味しい。  ナス、ピーマン、タマネギ、ニンニクなどを油で炒めてトマトを加えて煮こむだけ。トマトは缶詰を使ってもいい。味付けは塩胡椒と砂糖をひとつまみ。トマトを加えたあとにオレガノのみじん切りを加える。これだけでぐんと南欧風になる。炒める野菜はなんでもいい。ズッキーニなんかも合うし、セロリの葉っぱのところなんかザクザク切って入れてもいいかもしれない。鶏肉を入れて煮こんでも美味しい。
   でも、こんな使い方じゃ、そう沢山は消費できない。何かいい利用法はないものだろうか。ありがちなところで天麩羅にでもしてみようかな。
 
    ワタの芽にも本葉がでてきた。ちゃんと育ったら何に使おうかな。初めての自家製ワタをつめたピンクッションなんてどうかしら。でもピンクッションじゃせっかくのワタが隠れてつまらないか。  
  | 
  Re: 珍獣日記ぼたにかる(画像付、ほんとに重いよ) ( No.56 ) | 
- 日時: 2003/05/23 21:47
- 名前: ちんじゅう
  
  - 5月16日(金)
  しばらく前に梅酒の梅でジャムを作ったと書きましたが、けっこういけますよ。パンに塗って食べるのもいいけれど、何よりカレーの隠し味に最高。うんと辛いカレーを作ってチャツネのように添えるのもいいし、最初からカレーに混ぜちゃってもいいです。
   昨日のほうれん草カレーには肉を入れなかったのですが、いまいち味が寝ぼけていてパッとしなかったのです。醤油を加えてみたけれど、しょっぱくなるだけで今回はダメ。そこでくだんの梅ジャムを鍋に大さじに二杯ほど入れてみたら、適度な酸味と甘みでいい感じのコクが出ました。
  # あれ? # これは珍獣日記えくせれんと用に書いたのに、 # こっちにアップしてしまったみたい(笑)
 
  5月17日(土)  曇り。
 
    今日の収穫。チコリの葉、葉ネギ、ステムレタス(ヤマクラゲ)の葉、ニンジンの葉、オレガノ、キンレンカ(ナスタチウム)の花、パセリ。洗ってちぎってサラダにした。どれも取れたてなので香りがいい。新ジャガをまるごとゆでて皮をむいたのを添える。ジャガイモはお店で買ったもの。
 
    チコリは根っこつきでもらったのを鉢に植えておいたらワサワサ生えてきている。写真は4月27日のもので、今はもっと葉が茂っている。お店で売ってるチコリは芽に土盛りして育てるからミニ白菜みたいになっているけれど、普通にはやらかしておくと巨大なタンポポみたいになる。ハーブの本によると 6〜8 月に花が咲くということだが、まだ花芽らしきものは出てこない。  葉を摘み取って、やわらかいところはサラダに。固いところは炒め物に入れる。お店で売ってるような形にするには冬に根っこごと堀あげて陰干しにしてから、日陰に根を植え付けて、そのうえに乾いた砂をかけておくらしい。砂が湿ってると芽が腐りやすいとのこと。
   ステムレタスは順調に育っている。間引いたものも捨てずに食べているが、若いせいか葉がやわらかくてレタスっぽい食感はない。ニンジンも順調で何度か間引いた。  キンレンカは、最初の花がひとしきり咲き終わったあと、しばらく花のない時期がつづいたが、また咲き始めた。
   パセリは一昨年くらいに植えたのがまだ残っている。最初の年はタバコガの幼虫(たぶん)が大量に発生して葉を食い荒らしたので、来年はもう生えてこないんじゃないかと思った。ところが芋虫が姿を消すとまた葉を出すし、強い根が残っているのでほうっておけば来年また生えてくる。  お店で売ってるパセリは緑が濃くてよく育っているけれど、ああいうのは葉が固くて食べにくい。サラダに入れるなら、もっと若いうちに摘み取って使うといいと思う。
   
  | 
  Re: 珍獣日記ぼたにかる(画像付、ほんとに重いよ) ( No.57 ) | 
- 日時: 2003/05/19 10:21
- 名前: ちんじゅう
  
  - 5月18日(日)
  曇り。
 
    シカクマメとナタマメの芽はこんな具合。そろそろ大きめの鉢に植え替えないといけないし、蔓をはわせるのに支柱も立てないとダメだ。トカドヘチマも千成ヒョウタンも蔓になる植物だし今年は蔓ものの世話が大変そう。
   100円ショップで竹の支柱を買ってきた。たぶん中国製で、ほんものの竹なのに緑の塗料がべたべた塗ってある。色はつけなくていいと思うんだけど。でも 5 本セットで 100 円なので文句はない。  
 | 
  Re: 珍獣日記ぼたにかる(画像付、ほんとに重いよ) ( No.58 ) | 
- 日時: 2003/05/20 01:04
- 名前: ちんじゅう
  
  - 5月19日(月)
  雨。
   梅雨にはまだ早いと思うけど、ぐずぐずした天気がつづいている。ラベンダーの鉢を屋根のあるところに入れたほうがいいかな。ヨーロッパの乾いたところに生える草だということだから放っておくと根腐れするかもしれない。
   ラベンダーの語源はラテン語で洗うという意味の lavo からきている。石鹸に香りをつけるのに使われたからだ。  西洋の貴婦人はちょっとしたことで気を失って倒れるが、気付けにもラベンダーの香りがよいとされている。精神的なショックに対する反応は民族によっても違いがあるような気がするが、欧州の女性の誰もが失神する体質とは思えない。不幸にも気丈な性質に生まれてしまった貴婦人は、美しく倒れ、美しく目覚めるために、人知れず稽古に励んだのかもしれない。
  ヒッドコート  イングリッシュラベンダー(Lavandula angustifolia)の一品種。茎がほどほどに長くて花穂がほっそりしてるので、バンドルズを作るのならこれが手頃かもしれない。  ヒッドコートジャイアントという、おっと丈の長くなる品種があって、そっちならもっと使いやすいかもしれないんだけど背が高くなるから鉢植えにすると管理が大変そう。
  ナナロゼア  花も葉もヒッドコートに似た感じで花の色が白い。これもイングリッシュ系。
  スイートラベンダー  コモンラベンダー(イングリッシュ系)と、デンタータラベンダー(L.dentata)の交配種。まだ花の時期には早いのか、萼ばかりめだってつぼみらしいものが見えないが、普通にラベンダー色の花を咲かせるはず。
 
   どれもまだつぼみの状態で、これからシソ(紫蘇)に似た花が開く。香りを楽しみたいならつぼみのうちに摘み取って乾かすといいみたい。
  ラベンダー関連>>21 >>25 >>35  
 | 
  Re: 珍獣日記ぼたにかる(画像付、ほんとに重いよ) ( No.59 ) | 
- 日時: 2003/05/20 15:10
- 名前: ちんじゅう
  
  - 5月20日(火)
  曇りときどき雨。
   棚の整理をしていたら、去年もらったハーブの種が出てきた。ルッコラ、フェンネル、シソ、ニラ、サンショウ。ビニールの小袋に入っているので蒸れたのだろうかサンショウの種だけちょっと黴びている。そのくせ根を出してる。
   ツルニンジンの色つやが悪くなってきた。葉が虫に食われているのが主な原因だと思うが、ひょっとすると土にも問題があるのかもしれない。ろくに肥料も与えずに小さな鉢で育てているから草全体に抵抗力がなくなっているのかも。そういえば去年も今時分に葉が萎れて枯れてしまったのだ。ダメもとで大きな鉢に移してみようかな。
   蔓バラに、またもやチュウレンジバチの幼虫がどっさりと。葉っぱごとむしり取ったら一斉に尻をあげて抗議のポーズをとっていた。ちょっとかわいい。でもここは心を鬼にして捨ててしまう。そこで問題です。花を守るために虫を殺すのと、かわいい虫のために花を枯らすのと、どっちが罪深いですか。答え:多くの宗教では植物に魂の存在を認めていません←答えになっとらん。蔓バラはもうすぐ開花しそう。つぼみがだいぶふくらんで来ている。
   字書き虫にやられたオオバシュンギクを全部抜いた。こいつのおかげで虫を呼んでしまうのか、こいつが虫をひきつけてくれているので他の植物に大きな被害がないのか、判断になやむところだ。どちらにせよこれだけ食い荒らされてしまったら効果もなさそうなのでお役目ご苦労様と思い切って捨てた。あいたスペースにサンショウ(山椒)をまいてみた。少し黴びてるので育つかどうかわからない。  他の種は豆類やヘチマがもう少し育ったら根元にまいてみようかと思う。
   シカクマメを大きなプランターに移した。ナタマメも植え替えてやろうと思ったところで雨がふってきたので作業中断。
   キンレンカの花とニンジン葉、パセリを収穫。  
 | 
  Re: 珍獣日記ぼたにかる(画像付、ほんとに重いよ) ( No.60 ) | 
- 日時: 2003/05/20 18:01
- 名前: ちんじゅう
  
     現在のヤマクラゲ(ステムレタス)。  この通り鉢からはみ出す勢いで成長中(昔の写真>>2 >>27 >>40)。字書き虫にやられることがあるので、食い跡が目立つものから葉を折り取って捨てている。
 
 
    サンショウの種。これは和山椒だろうか?  中国で花椒というのもサンショウの類だけれど、種が違うんだったか品種が違うんだったか忘れてしまった。学名は Zanthoxylum piperitum
 
 
    現在のアジサイ。だいぶつぼみが大きくなってきた(昔の写真>>13 >>29)  ところで、公園からひろってきたアジサイは二株あるのだが、よく見たらそれぞれ種類が違っているらしい。ひとつは上の写真のように花をつけはじめたが、もうひとつは今年も花芽ができないようだ。葉の形も少し違う。花のついたほうは鋸歯(葉の縁のギザギザ)が大きい。
 
 
    イングリッシュラベンダーの花。これは品種名がわからない。花屋の関係者の方、もし見てたら花には品種名をつけて売ってください。
 
 
    これはスイートラベンダーの花。
   裏の駐車場に生えてるユウゲショウ。アカバナ科でツキミソウの仲間。夕化粧なんて名前のくせに昼間咲いて夜は閉じてしまう。  別名をアカバナユウゲショウという。植物の場合は見た目の印象から名前を付けることが多い。けれど、赤いのが基本ならば、わざわざアカバナなどと言う必要はないはずだ。たいていは違う色の花を咲かせる変種に対して「赤花ナントカ」「黄花ナントカ」「白花ナントカ」と呼び分ける。  すると、ユウゲショウにも黄花や白花があるってことなのだろうか。そう思って調べたが、ざっと探した感じでは、他の色の花を咲かせるユウゲショウはなさそうだった。ひょっとすると花そのものの色ではなく、アカバナ科という科名を冠したものかもしれない。これはとても珍しいケースだと思う。珍しいというより、かなりお約束からはずれた命名だ。  オシロイバナ科のオシロイバナの別名をユウゲショウと言うので、呼び分けるために「アカバナ科の」と言ってるうちに「アカバナユウゲショウ」になったんじゃないかと思う。  ユウゲショウはアメリカ原産で明治の頃に日本にはいってきて野生化したもの。なまじ花がきれいなので誰もむしらないので最近あっちこっちに生えている 
 | 
  Re: 珍獣日記ぼたにかる(画像付、ほんとに重いよ) ( No.61 ) | 
- 日時: 2003/05/20 21:03
- 名前: ちんじゅう
  
  -  うわああ、ものすごい雨だ。夕方から土砂降り。やっぱりラベンダーを屋根の下に入れるんだったかも。
  そうそう、書き忘れていたけれど、ローズマリーに種ができてた。花の咲いたあとに、小さな黒い種が数個ずつ。とっておこうかと思ったけれど、今からとって来年まくんじゃ絶対になくすと思って、散らばるにまかせることに決定。運が良ければ勝手に芽がでてくるかもしれない。  
 |