珍獣の館TOP珍獣様の博物誌珍獣の食卓目次現在地


[直前に見たページへ]
 
カラシナ(芥子菜)
  
カラシナ

 カラシナ。いわゆる芥子(からし、マスタード)はこの植物の種子を乾燥して皮をむき脱脂してすりつぶして作る。芥子の原料になるカラシナは何品種(あるいは何変種?)かあるらしい。写真のものは野菜として売られていたもので品種名はわからない。茹でて食べたところ、葉にもいくらか辛みがあって、ほのかに芥子風味だった。

 
カラシナ
 
ワサビナ(山葵菜)
  
ワサビナ

 ワサビナという名前で売られていたが、カラシナの一品種だと思う(ワサビとは別種であることは確か)。いわゆるカラシナより葉のぎざぎざが細かい。ワサビを思わせるような辛みがある。ワサビの葉は葉わさび、花わさびという名前で売られていることが多い。

ワサビナ
 
マスタードスプラウト
  
マスタードスプラウト

 要するにカラシナの芽。アブラナ科の植物の芽はどれも辛いが、カラシナの芽はまたひと味違う辛さだった(ような気がするんだけど、もうずいぶん食べてないので忘れました。また買ってきます)。

 
ザーサイ(搾菜)
 
ザーサイ
 中華料理の付け合わせとしておなじみのザーサイ。薄く切ったものしか知らない人もいるかもしれないが、もとはこのようなコブだらけの球体をしている。これを切って水にさらして塩抜きをして食べる。

 この形から、畑にはえている姿を想像するのは難しい。ザーサイはアブラナ科でカラシナの仲間である。漬物にするコブ状のものは、根っこじゃなくて葉の付け根にできる。このコブ状の物体から、下に根が生えて、上には葉が茂っている。写真でしか見たことがないが、なかなか面白い植物だ。
 

  
 
目次