見た目も使い方もアワやキビ(どちらもイネ科)などの穀類に似ているが、キヌアはアカザ科でまったく別の植物である。学名はChenopodium
Quinoa で原産地は南米。日本に自生しているアカザとシロザと同属である。学名で海外のサイトを検索すると植物全体の写真も見られるが、シロザときわめてよく似ている。
また、日本で食用にするトンブリ(ホウキギ)はアカザ科で属も違うが、実の形をみるとキヌアによく似ており、大陸は違えども食に対する思いは共通であることに気づかされる。
なお日本に入ってきているものは南米産が主なようだが、中国では栽培が研究されているようで、学名で検索すると病害虫に関する難しいページがたくさんヒットする。間もなく中国産が出回りそうな激しい予感。美味しくて安全ならどこで作られてもいいのだが、南米を信用するか、中国を信用するか、究極の選択を迫られているような気がするのはわたくしだけだろうか(汗)