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 というわけで、こちらが親御さんです。
 ハチといっても刺されると痛いのばかりじゃないのです。チュウレンジバチの仲間には、痛い毒針はありません。それどころか、こーんな姿を見て、誰がハチだと思うでしょう。珍獣も最初は、変わったハエだなあ、と思っていたほど。

チュウレンジバチの親御さん
1999年9月20日撮影
ボケてて判別不能
…でもチュウレンジバチっぽい

チュウレンジバチ
 翅の形がハチっぽいんだけど、黄色くて柔らかそうな腹がハエっぽくも見える。チュウレンジバチの仲間はハチの中でも原始的な種類だと言われてるので、太古のハチはこんなふうだったのかもね。
にゅーデジカメ購入記念・追加画像

チュウレンジバチの親御さん
2003年7月4日撮影(江戸川区)
この写真はかなりチュウレンジバチっぽい

 たぶん産卵中です。尻をバラの幹にあててじーっと動きません。体長は 7〜8mm だと思います。わりと小さな虫です。

チュウレンジバチの親御さん
2003年8月10日撮影(江戸川区)
アカスジチュウレンジ

 これまた産卵中。最初はチュウレンジバチだと思っていたが、背中にオレンジ色の点が見えるのが気になる。よく見ると、胸の腹側が黄色い。どうやらアカスジチュウレンジらしい。



◎似たもの情報
チュウレンジバチ
アカスジチュウレンジ
 どちらも幼虫はバラの葉を食べる>詳しい見分け方
ルリチュウレンジ
・幼虫の頭は黒または褐色
・幼虫の胴は緑で黒い点がある
・ツツジの葉を食べる
・成虫はチュレンジバチと似て腹が黒い

ニレチュウレンジ
・幼虫の頭は黒
・幼虫の胴は黄色で黒い点がある
・ハルニレなど、ニレ類の葉を食べる
・成虫は頭が黒く、胸が赤、腹や翅は黒い


 …ところで、親がいるなら子がいるはずで、子供の前には卵があるはずなんです。この先はひょっとすると見るのに勇気のいる世界かもしれないんですけど、どーしても見たいという虫好きの方は、下にある「次へ」のリンクをクリックしてください。

 

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