『映画宝島Vol.2 怪獣学・入門!』 ( No.19 ) |
- 日時: 2003/04/24 17:16
- 名前: ちんじゅう
- > 『映画宝島Vol.2 怪獣学・入門!』
この本は遠い昔に買った記憶があります。 ほぼ初版の頃に買ったと思うのですが、ウルトラセブンの十二話の話はちっとも覚えてませんでした。家中をひっくりかえす覚悟があれば探せそうですが、とても決心が付かないのでこのまま秘蔵しておくことにします。
実はわたくし、セブンの幻の十二話ってやつを見たことがあります。どういう経緯で残ってたのかはよくわかりません。その手の古い映像が、ファンの間でやりとりされてるらしくて、知ってる人が持ってたので見せてもらいました。
面白かったですが、なんでわざわざ大騒ぎして隠す必要があるのかはよくわかりませんでした。当時は何かあって封印したのでしょうが、ひょっとして、今なら大した問題にはならないのではないかとも思えます。そんなの他にもありそうだし。 けれど、あの時代の古いフィルムは、一度破棄すると関係者ですら手に入らないこともあるでしょうから、あえて復活させようともしなかったってことなのかもしれませんねー、古傷をほじくり出して騒がれるのもめんどくさいですからねえ。
ちなみに、連絡用スレッドのゴジラ関連記事は http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/are/patio.cgi?mode=view2&f=2&no=24-26 http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/are/patio.cgi?mode=view2&f=2&no=30-33
ちょっとした法則を覚えると、こんな風にレス番号指定の URL も書けます。
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『三つ目がとおる(1)』 ( No.20 ) |
- 日時: 2003/04/25 23:31
- 名前: ちんじゅう
- 講談社プラチナコミックス『三つ目がとおる(1)』手塚治虫
◆収録作品 「三つ目登場」 「第三の目の怪 連載時タイトル:赤い案内書(ガイドブック)」 「魔法産院」 「酒船石奇談」 「寿命院邸の地下牢」 「三角錘(ピラミッド)コネクション」 「文福登場」←単行本未収録だった作品!
昨日(2003/04/23)発売になった本で、単行本未収録だった「文福登場」というエピソードが収録されてます。近所のコンビニを三軒くらいまわってやっとみつけて買いました。
三つ目がとおる boople でお取り寄せできるようになりました。 でもきっとコンビニで買ったほうが早いの(笑)
問題の「文福登場」ですが、単行本に収録されてないというわりに、なんか知ってるような気がします。雑誌掲載時には読んでなかったはずなのに、なんで?? 絆創膏をはがしてテストを受けさせる話が枕になっておりまして、ひょっとするとこの部分だけ別のエピソードに使われているのかも。珍獣が知ってる話では、写楽くんが絆創膏をはがされて、テストの時間中ずーっと用紙を見つめて何も書かないのですが、あとで答えがあぶり出しのように浮き上がってくるんだった気がするんです(でも文福…にはあぶり出しの部分はない)。 手塚治虫漫画全集の DVD を持っているので根性のある時に読み返してみようと思います。PDF ファイルで漫画を読むのってけっこう大変なので、せっかく買ったのにろくに読めなくてブルーな気分…(紙の本でも全集を半分くらい持ってたりするんですけどね)。
なお、漫画全集版の『三つ目がとおる』は、発表順ではないのですが、今回の本は順番通りに作品が収録されているようです。全集だと第7巻に収録されている分です(少なくとも二巻目までは発表順で収録されるようです。その後はちょっとわかりません)。
次号の発売は5月14日で、三つ目族の謎編「重すぎる小包」「天人鳥」「余呉明神の秘密」「湖底の財宝」「破壊への遺産」が収録される予定です。
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『映画宝島Vol.2 怪獣学・入門!』 ( No.21 ) |
- 日時: 2003/04/24 21:26
- 名前: ちんじゅう
- >>18-19
書き忘れてました。 ゴジラ英霊説、ゴジラは皇居を襲わない、というのを初めて読んだのはまさに『怪獣学・入門!』でした。あの映画で「兵隊さんたちの残留思念」のようなことを言ったとき、真っ先に思い出したのはこの本でした。
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封印!「ひばくせいじん」 ( No.22 ) |
- 日時: 2003/04/25 18:35
- 名前: 原田 実 <douji@joy.ocn.ne.jp>
- 参照: http://www8.ocn.ne.jp/~douji/
- セブン12話は番組の内容そのものが直接、問題になったわけではありません。
小学館の学習雑誌に収録されていた怪獣図解で、セブン12話のスペル星人の別名が「ひばくせいじん」と書かれていたのを小学生の女の子が見つけ、「被爆者を怪獣扱いしている」と言い出したのを、 親が同調して騒いだために社会問題化してしまったのです。今にして思えば、本当に差別意識を持っていたのは、その子供やいっしょになって騒いだ親の方だと思うのですが・・・ちょうどその頃、『ぼくらマガジン』に『ハルク』の連載が始まっていたのですが、マスコミに「ここにも被爆怪獣が」と叩かれ、雑誌ごとつぶされてしまいました。『ハルク』を含むマーヴェル・コミックの日本上陸作戦はそれで出鼻をくじかれ、本格的に日本で紹介されるまで、さらに10年近くの歳月を要することになります。 ちなみにその直後、『仮面ライダー』ごっこで子供が高いところから飛び降り、怪我をするということでこれまた社会問題化したり、ドルゲという姓で日本在住のドイツ人の子供が学校でいじめられるという問題が生じて、番組の打ち切りが決まったりと70年代初頭の第二次怪獣ブームは一方で特撮番組受難の時代でもありました。 最近でも、ポケモンは子供を洗脳している!とか、ゲーム脳になった子供は白痴化するとか騒いでいる人がいますが、大人に理解できないで子供が夢中になっているものは、いつの世も大人にとって脅威なのです。
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ドルゲ君 ( No.23 ) |
- 日時: 2003/04/26 21:38
- 名前: 涜神犯人 <adg@pmk.em.nttpnet.ne.jp>
- バロムワンからですよね
「このドラマはフィクションであり登場する人物・団体・事件等は架空のものです」ってやり始めたのは
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Re: 日々の読書 ( No.24 ) |
- 日時: 2003/04/26 23:18
- 名前: 晴香
- 私は十二国記って言う本読んでるんですけど、その本にも吉量とか天馬とかいろいろでてくるんですょね♪私もそういうもののけ類とか可愛い(?)から大好きなんですけど・・・vvあ、猛極も出てました♪
だけど山海経動物記とかには、麒麟とかって意外と描いてないのでしょうか?あと天伯(龍の体に翼がある)とか・・・
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『十二国記』と『山海経』 ( No.25 ) |
- 日時: 2003/04/27 12:08
- 名前: ちんじゅう
- >>24
晴香さん、はじめまして。珍獣です。
十二国記は最初のほうだけちょろっと読みました(いずれ全部読もうとは思ってるんですけど)。『山海経』をはじめとする中国の伝説上の怪獣がかなりでてくるので、このあたりから中国の伝説に興味を持つ人は多いみたいですね。
日本で普通に知られている中国の伝説は、長い歴史の間にいろんな人が整理して今に伝わっているのですが、『山海経』は、大ざっぱに言うと 2000年くらい前に作られた古い本なので、記録されている伝説もかなり古いみたいです。新しく生まれた伝説は『山海経』には出てきません。
それで、麒麟という動物ですが、『山海経』には直接は出てきません。でも、この時代に麒麟が知られていなかったかというと、そうでもないんです。韓流という人は首が長く、人面でブタの鼻、麟のような体で足取りがたどたどしく、豚の足を持っていると書いてある部分がありまして、「麟」は今で言う麒麟のことだと言われています。
ただ「麟」という字は「鱗(うろこ)」と発音が一緒です。ひょっとすると幻獣の麒麟とはなんの関係もなく、単純に「ウロコがある」という意味かもしれないんですけど。
それと龍ですが、『山海経』にはいろんな種類の龍が出てきます。でも、天伯という名前のものは出てきませんねえ。「翼のある龍」というのも『山海経』には出てきません。でも、翼のある蛇だったらけっこういますよ。
山海経動物記・ヒイ 山海経動物記・鳴蛇 山海経動物記・化蛇『 3x3 eyes 』にも名前が出てきますね
どれも蛇だと書いてありますが、現れると旱になったり、洪水がおこったりして、現在知られている龍の性質に似てるような気がします。
<十二国記リスト> 講談社文庫版でそろえてみました。今出てるのはこれで全部でしょうか?
『月の影影の海(上)』『月の影影の海(下)』 『風の海迷宮の岸』 『東の海神(わだつみ)西の滄海』 『風の万里黎明の空(上)』『風の万里黎明の空(下)』 『図南の翼』 『黄昏の岸暁の天(そら)』 『華胥の幽夢(ゆめ)』
講談社X文庫ホワイトハート版のほうが表紙が綺麗でおすすめなんですけど、それだと全巻そろえるのは難しいかもしれません。
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Re: 日々の読書 ( No.26 ) |
- 日時: 2003/04/27 10:04
- 名前: ちんじゅう
- >>22-23
『バロム1』というと、1972年ですか。特撮でもアニメでもないですが、『火の鳥・羽衣編』が COM という雑誌に収録されたのが 1971年だったかな。タイトルのとおり羽衣伝説をベースにした短編なんですが、最初に発表された時には未来の世界で核戦争があって、火の鳥に過去へ連れてきてもらった女の人の話ってことになってまして、「過去の世界で結婚して生まれた子供」が奇形だったんです。
ただそれだけなんですけど、その後この形のままで単行本化されることはありませんでした。胎児が親と一緒に被爆すれば別なんですけど、漫画の設定のように親にのみ被爆経験があって、ずっと後に結婚して生まれた子供が奇形というパターンは現実にはないというのが定説らしいです。 でも、この程度の設定で大騒ぎするほどのことかなぁと思ったりもします。差別意識で描いてるわけじゃなく、むしろ戦争なんかイヤだという叫びにあふれた作品でしたし。1970年代というと、戦後 20 年以上たってますが、実体験のある人が今よりずっと若くて元気だった時代なので、いろいろ風当たりが強かったんでしょうかねえ。『はだしのゲン』とか読んでると「ピカが伝染する」と言われて差別されてた時期もあるみたいだし…
なお『羽衣編』は、その後内容をすっかり改めて単行本化されてます。新しいやつもかなり好きです。全体の作りとしては描き改めたものの方が完成度が高い気もします。最後のページで人形が…いや、これはやめとこう。
角川書店『火の鳥 復活・羽衣編』B6版(たぶんハードカバーのやつ) 角川文庫『火の鳥 復活・羽衣編』 講談社・手塚治虫漫画全集『火の鳥8 復活編・羽衣編』
ちょっと前までは朝日ソノラマからも何種類か出てたんですけど今は出てないっぽいですね。なんにしても、単行本化されてるやつは全部描き直されたものです。COM に掲載されたオリジナル版は、下記で復刊運動中みたいです。すでに復刊交渉予定になってるみたいですが、角川あたりで出してくれるといいですねえ。
復刊ドットコム・「火の鳥」単行本未収録話
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Re: 日々の読書 ( No.27 ) |
- 日時: 2003/04/27 19:43
- 名前: 晴香
- へぇ〜そうなんですか〜。やっぱりこういうのは興味をそそられます♪
十二国記はそれで全巻ですね。ホワイトハートの方が私もお勧めです♪やっぱし絵が綺麗ですからねぇ。 私は黄昏以外全部ホワイトで・・・(黄昏はまだ買ってないのです) 今年に十二国記の新刊がでるかも知れないと聞いて楽しみにしてるんです!!
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Re: 日々の読書 ( No.28 ) |
- 日時: 2003/04/28 17:59
- 名前: ちんじゅう
- 『だれでもできる楽しいミミズの飼い方』
シマミミズで生ゴミの処理をしている人たちの手記を集めたもの。専門家の文章ではなく、聞きかじった知識をもとに手探りでやってる普通の人たちが書いたものなので、自分でもやってみようと思ってる人にとっては励みにも参考にもなるはず。
珍獣もかねがね生ゴミの処理用にミミズを大量に雇いたいと思ってます。ミミズそのものに対する嫌悪感はまるでないので、場所さえあれば実は今すぐにでもやってみたかったりする。 本書の筆者のひとりは「なるべく安く、身近にあるもので」とプランターでミミズを飼い始めて「考えが甘かった」と反省していました。まさに珍獣様がたどりそうな道のりでした。 専用のコンポスト(ミミズを飼うための容器)を使えばいくらか楽にはじめられそうですが、それなりにお金もかかるし購入する決心がつきません。何より置く場所が絶望的にないんです。これが植木なら「きれいな花が咲きます」という理由ひとつでアパートの共有スペースにも進出させられますが、ミミズとなると話はちがいます。気持ち悪い、臭いと、必ず苦情が出るでしょう。 うまくやれば悪臭も蠅も発生しないそうです。でも、うまくなければどちらも発生するわけで、そうなった時にまわりの人たちが我慢してくれる保証はどこにもありません。大量のミミズを処分しろと迫られて、泣きながら河原に捨てにゆく自分を想像すると、今の環境では無理だろうなと、後ろ向きな気持ちでため息をつきながら読み終えました。
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